2010. 6. 2 |
PENTAX K-m
PENTAX DA 18-55mm
TAMRON AF 28-300mm MACRO
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本丸(本段、中の段、下の段)の二段目にあたる中の段の北西角を固める隅櫓。
1615年(元和元年)に入城した城主池田忠雄の城郭整備に伴って建てられたと
されています。
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構造 : |
一部地下付きの塗籠造り、本瓦葺き二階建て |
規模 : |
地階・一階 = 東西9.79m 南北7.94m
二階 = 東西・南北とも5.03m(正方形) |
地階 : |
貯蔵場所、一階の床板が引き上げ式戸造りになり、有事の際に
一階へ通じるようになっています。 |
一階 : |
西面・北面にそれぞれ石落と付きの格子窓を設けて城外側への
臨戦の備えをし、南面西寄りに入口を設けています。 |
二階 : |
西面の初層屋根の妻部に格子窓、西壁に引き違い窓、北面の踊場
北窓に武者窓、北壁に引き違い窓を設けて一階同様に城外側への
備えを厳しくしています。
城内側の東面と南面には手摺り付きの縁がめぐり、腰高の明かり
障子を立てた日常生活仕様になっていて、平時に月見を始めとした
四季の眺望と小宴を催す格好の構造になっています。
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明治政府の廃城令(1873年)による取り壊しも免れ、第二次世界大戦時の岡山空襲
(1945年)による戦災も免れ、1950年(昭和25年)文化財保護法の施行に伴い、国の
重要文化財に指定されました。 |
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本丸の大手(表)を守る要となる三重四階建ての城内最大の櫓でした。
一階の平面は長辺20m、短辺10mで、壁には黒い下見板が張られており、
藩政の為の書類や道具類が保管されていました。
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大納戸櫓跡から南(三之丸)を望む。 |
正面:岡山県庁、手前:県立図書館 |
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大納戸櫓跡から西(二之丸)を望む。 |
山陽放送・市民会館・城下方面 |
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