岡山の風
京山ロープウェー
 さようなら
思い出をありがとう
2010. 7.17
岡山市北区京山
PENTAX Optio E60

半世紀の歴史が閉じた時


夜勤明け、岡山市街の職場から自宅へ帰る途中、カーラジオから聴こえた
「今日でお別れの京山ロープウェー」というお話に、えっ!と迷わずUターン。

すでにゴンドラはトラックに載せられていましたが、ハンガーが取り外された
直後の様子。トラックで搬出されるゴンドラを見送りました。


1956年7月18日、京山ロープウェー遊園オープンに合わせて運行が開始され、
岡山スカイガーデンとしてリニューアル後も、施設老朽化による2007年5月6日の
閉鎖まで運行されていた京山ロープウェー。

2010年7月17日、岡山の風景がひとつなくなる瞬間、岡山の歴史がひとつ閉じる
瞬間を各放送局のカメラが見届けていました。















山頂の観覧車等を撤去後、京山ロープウェー遊園(後の岡山スカイガーデン)跡地
には、太陽光発電システム研究施設が建設され、今年12月にも日米共同で発電
性能の実証実験がスタートするそうです。

360℃ゆっくりと回転して岡山市街・近郊を見渡せた「京山タワー」には植物工場が
設けられ、太陽光電力を利用してレタスなどが栽培されるそうです。

レジャーランド ・ テーマパークがなかった時代の岡山で唯一の遊園地「京山」は、
未来のエネルギー開発を担う「京山」へと変わり、岡山の歴史がひとつ閉じた時は、
未来のエネルギー開発をめざす岡山の新しい歴史の始まり



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